パウダーカップリングは硬い鉄のパウダー(1mm以下の粒子)を用いて動力を伝えるというユニークな原理を使っています。パウダーカップリングは原動機に結合された駆動部及び負荷側に結合された被動部と、パウダーの3つの要素で構成され、動力はパウダーによって駆動部から被動部に伝えられます。駆動部はケーシングとセンターからなり、通常原動機軸はセンターにキー止めされます。ケーシング内には、波状の外縁をもつロータがあり、それにネジ止めされたハブとともに被動部を構成しております。ハブは動力の取出し量で、通常ここにたわみ継手、プーリなどを取り付けます。パウダーはケーシング内に入れてあり、その量を変えることによって伝達容量の調整が出来ます。原動機の起動と同時にケーシングは回転しますが、ロータは回りません。速度が増してきますと、遠心力の作用でパウダーがケーシングの外周部に飛ばされます。更に速度が大きくなると、パウダーはケーシングとロータの間に強く詰め込まれ、そのくさびの作用によって動力が被動側に伝わります。被動側の回転数が上昇し、正常な運転状態にになると、パウダーカップリングのスリップが無くなり伝達効率が100%になります。(正確には1/100%ぐらいの滑りがあり、ある程度のたわみ性をもちながら、動力伝達が行われます。)ケーシングが停止している時は、パウダーがケーシング内の下部にたまり、原動側と被動側をそれぞれ個々にまわす事が出来ます。
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ご照会の際には、下記項目をお知らせください。
1.パウダーカップリングの型式(フランジ付きの有無、若しくはプーリ付きの有無)
2.カップリングの軸径及び新・旧JI のどちらか。下穴のみの加工も可能です。
※パウダー粉のみの販売も行っております。(0.3kg〜)
【お詫び】
本製品に関する新規お取扱いは既に終了いたしました。
供給義務責任の方針に基づき、メンテナンス対応のみとさせて戴いております。
また、技術担当者及びサービス員がおりませんので、商品の選定、サービス員の派遣などのご対応は出来兼ねますので予めご了承ください。